見えるものと見えないもの

ネット通販で買った品物が届きました。テープの端がはがしやすいように折り返してくれています。これは見えています。

箱の中には商品が入っています。一緒に梱包材も。箱の中はみえません。

人はその箱の中身、商品だけにお金を払っているつもりになりますが、実際はダンボール、梱包材、納品書、領収書、運送代などに加え
梱包する人、それぞれのものを作る人、箱のデザインを考える人、事務手続きをする人、配達する人などの人件費も発生しています。たくさんの見えないものにお金が発生しています。

ここのところネットで話題になっている「大阪市交通局のデザイナー募集」について

「実務経験のあるデザイナーを月額112,600円で募集している」
・週30時間勤務(1日6時間*週5日勤務)
・昇給昇格なし

といった内容で炎上しているそうです。

「天王寺区広報デザイナー無償の募集」というものもありました。
大阪市天王寺区役所が「デザインの力で、行政を変える!!」をキーワードのに広報デザイナーを募集していました。区ホームページ・広報紙等にて名前を紹介する代わりに無償で制作することが条件でした。これは私も反対の署名活動に参加しました。抗議を受けて大阪市は「学生やアマチュアのボランティア募集」に変更しましたが、最終的に計画は中止となりました。

デザイナーさんの仕事は確かに目に見えず、見えてくるものは最後にでてくる商品だったりポスターだったりします。

商品にはお金を払うけど、作り手の時間や能力にお金を払う感覚が薄いのだと思います。

何が言いたいのかは多くを書かずともわかっていただけるかなーとおもうので書きませんが(笑)

私はこのダンボールのテープの端を折り返すような仕事をしたいと思っています。
そしてそのことに気が付いてくれるような方がお客さんだったらとても幸せなのではないかと思います。

相手の立場に立って考える。お金を払ってくださる方がよろこんでくださるように手間をかける。
もちろん金額にみあった範囲内で、ではありますが(笑)

テープの端を折っていることなんか気が付かないかもしれません。でもそういった少しずつの思いや丁寧さがいろんなことにつながっていく気がします。

といいつついろいろと抜けてしまっている自分ですが、真摯な気持ちでお仕事に向き合っているつもりです。

お仕事お持ちしております。←結局そういうことで、よろしくお願いいたします。


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